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その名もファッショナブルな「ラミーカミキリ」に出会いました

PENTAX K-30 SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited f/6.3 1/30秒 ISO-1600 絞り優先オート +0.7補正 WB/太陽光 2020年8月 八王子市

ようやく昨日(8月1日)関東地方の梅雨明けが発表されました。今年は本当に長い「梅雨」で、青空が恋しくなったのですが、いきなり暑い日差しに照らされると体がついていきません。梅雨空のほうが良かったなどど思う始末です。勝手なものです・・・。

という訳で、久しぶりに傘を持たずに朝の散歩に出ることが出来ました。私は特に昆虫を狙って写真を撮っている訳ではないのですが、新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、やはり自然と足は人の少ない時間帯の里山や川沿いへと向かいます。本格的な「夏」となると虫の活動は活発になり、目に付き易くなります。そんな中で今朝出会ったのが「ラミーカミキリ」です。

中国大陸からの「外来種」。日本の生息の北限は「八王子」???

ラミーカミキリはカミキリムシ科に分類される甲虫の一種です。幕末から明治にかけて繊維の原料となるラミー(Ramie)と共に中国大陸から持ち込まれた「外来種」とされています。生息域は西日本が中心ですが、最近は関東地方にもその範囲を広げ、私の住んでいる八王子ではごく身近に見られるくらいに定着しています。

元々の生息域は東南アジアや中国大陸、台湾のようですが、近年の気象温暖化の影響や人間の活動に伴ってその生息範囲を広げているよぷです。食草となる「からむし」(ラミーはからむしの栽培種)は道端の茂みにごくごく普通に見られる植物です。ラミーカミキリの幼虫はこの茎の中の髄を食べて成長し、成虫になると葉や茎を食べます。上の写真の白地の一匹はちょうど食事時だったようです。白地のほうが多分メス。ブルー地の小さいほうがオスだと思います。

私は知らなかったのですが、過去に一時期、このラミーカミキリはその姿・形から人気になったことがあるそうです。模様が「パンダ」「どくろ」「キョンシー」を想い起させるからでしょうか。

ラミーカミキリは結構個体差があるようで、上の写真の二匹のように色が全く違うものがあります。今日も最初私は別のカミキリムシかと思いました。ブルー地のほうが派手で目立ちますね。もう少ししっかり撮ろうと近づいたら、二匹とも飛んでいってしまいました。結局、今回は「ピンボケ」の写真しか撮れませんでした。次チャンスがあったらクローズアップに挑戦したいと思います。

ラミーと言うと、ドイツの筆記具の有名ブランドですが、こちらのラミーのスペルは「RAMY」でラミーカミキリの「RAMIE」とは別物でした。ラミーカミキリ模様のラミーのペンがあったら面白いですね・・・。

素敵な名前「アオバハゴロモ(青羽羽衣)」

今朝の散歩では「アオバハゴロモ」も目に付きました。アオバハゴロモはカメムシ科ヨコバイ亜目に属する昆虫です。体長1㎝ほどの小さな虫ですが、その名のごとく、翅は淡い緑青に微かに赤い縁取りがあり、私などはとても綺麗に見えます。

このアオバハゴロモは群れて止まっていることが多く、その並び方は時にユーモラスに見える時があります。高速道路の大渋滞のように草の茎に並んでいることがあります。今日はそんな感じのものはありませんでしたが、2匹が見つめ合っているように向かい合っているのを見つけました。

PENTAX K-30 SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited f/5.6 1/400秒 ISO-1600 絞り優先オート -0.3補正 WB/太陽光 2020年8月 八王子市

まだ「黄色い」赤とんぼ「ナツアカネ」

PENTAX K-30 SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited f/5 1/500秒 ISO-800 絞り優先オート -1.3補正 WB/太陽光 2020年8月 八王子市

今日はまた、今年初めて「ナツアカネ」を見ました。胸部の黒い模様が角ばっているところから「ナツアカネ」だと思います。(アキアカネは尖っている)いわゆる総称「赤とんぼ」(アカネ族のトンボ)は区別が難しくて私も正直なところよく分かりません。種類も多く、オス・メスの違い、成虫になる時期によっても色合いに違いがあります。これから「トンボ」の季節。写真を撮りながら勉強していきたいと思います。「赤とんぼ」についてはまた機会を改めて書いてみたいテーマです。

参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ラミーカミキリhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%83%AA

:ラミーカミキリ/国立環境研究所 侵入生物データーベース https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60430.html

:昆虫エクスプローラー ラミーカミキリ https://www.insects.jp/kon-kamirami.htm

:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』カラムシ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7#:~:text=%E5%8D%97%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92,%EF%BC%89%E3%80%81%E8%8B%A7%E9%BA%BB%EF%BC%88%E3%81%BE%E3%81%8A%EF%BC%89%E3%80%82

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Yataka Nobuhiro
初めまして!! Yataka Nobuhiroです。ご訪問頂きありがとうございます。 昭和生まれの60代、横浜北部で生まれ育ち、30~40代は世田谷に移り、 40代後半から現在は八王子に暮らしています。 主に、写真現像の現場に関わってきましたが、撮影のスキルはと言うと ・・・です。 昨年の定年を機会に、ストックフォトサイトへの投稿を始めました。 その中で、「撮る」ことが新しい気付きや出会いに結び付くことを 改めて知りました。 このブログでは、そんな小さな発見を発信していけたらと思っています。 簡単に言うと私のモットーは「犬も歩けば棒に当たる」です。 それが「一期一会」になることを祈って・・・。 最近は「数打ちゃ当たる」になってしまっていますが・・・。 デジタル様様です。 よくある写真ばかりですが、何かのお役に立てれば幸いです。 どうぞ宜しくお願い致します。