写真ACに登録
働き方改革による減収、そして定年。契約社員として勤務はしているものの、相変わらずの低所得。ダブルワークをすれば体調を崩す始末。写真現像の職場に長く身を置いてきたものの、撮影に関してはまるでダメ男の私。しかし、現状すぐ始められるのは「フォトストック」と思い、昨年より愚作を投稿し始めました。とりあえず、私のような万年初心者でも「クリエイター」扱いになる「写真AC」に登録、その後「shutter stock」と「Adobe Stock」に登録して現在に至っています。(現在「写真AC」以外の二つはこのブログに時間を割かれて休業状態です)
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」、「塵も積もれば山となる」とほとんど何も考えずに投稿を続けています。2019年2月に登録して、現時点(2020年5月28日)で、総ダウンロード数は5273回です。作品総数2446点にしては悲しい数字です・・・。「趣味と実益を兼ねて」などと始めましたが、新型コロナウイルスによる休業が私の場合は未だ継続しています。今後は、このブログと連携させて、少し本腰を入れて取り組んでみようかと思っています。
フォトストックサイトは様々あり、多くのブログで比較や評価がされています。また、昨今のフォトストックを取り巻く状況や裏事情などを扱っているサイトも多くあります。しかしながら、ここでは敢えてその点には触れません。かく言う私も遅れて入ってきた新参者ですから・・・。
「写真AC」についても様々な見方がありますが、万年初心者の私にとってはとても良いサイトです。様々なサポート、他のクリエイターとの交流、ランキングや赤十字への募金も日々のモチベーションを支えてくれます。換金率が低い中で、トップクラスのクリエイターは月数十万の換金をしているのは驚きです。まあ、その方たちはしっかりとしたスキル・機材・戦略・パートナーをお持ちで、それなりの取り組みをされているからなのだろうと思います。
で、肝心の私ですが、最新のスペックのデジタル一眼を持てるような身分ではありません。画像にあるのは今現在フォトストックに使用しているカメラです。レンズを含めて、いずれも中古品です。
私がPENTAXを使う理由
フォトストックを顧客に対してのビジネスと捉えるならば、提供する商品「写真」の品質を重視しないといけないでしょう。当然、その商品を造る道具「カメラ」は性能の良いものを選ぶべきだと思います。昨今のデジカメの進化はすさまじく、カメラの需要が減っていく中、メーカーはそれぞれの努力をしているようです。「ミラーレスカメラ」の台頭によって業界の勢力図も様変わりしています。最近は、キャノン、ニコンの2大メーカーに肉薄してソニーの製品が勢いを増しているようです。「コニカ」と「ミノルタ」が合併した「コニカミノルタ」からカメラ部門を引き継いで、それに元々あった映像技術や自社開発力、資金力が加わり成果につながっているのかと思います。ソニーのカメラで投稿する方も多いようです。
他に富士フィルム、オリンパス、パナソニック、シグマなど選択肢が多い中、私がペンタックスを使う理由はずばり「出会い」です。私はよく言われるガチガチの「ペンタ党」ではありません。でも、銀塩フィルム時代の名機「LX」に出会ってしまってから、その「沼」から抜け出せないでいます。「トヨタ」や「日産」に無いものが「マツダ」や「スバル」にあるように、ペンタックスには私自身共感出来る「味」があるような気がします。実に曖昧ですが、それはレンズの色味であったり、カメラの操作性であったり、手にした感じであったりします。人によっては、その「味」をマイナスに捉える事もあり、特にデジカメのスペックは数値化されて比較されてしまいますから尚更かと思います。
キャノンやニコンやソニーが優れているのは分かっているのに使わないのは、単に初恋の思い出を引きずっているようなものなのでしょう。でも、確かにペンタックスのKマウントは、古いレンズ資産を今も生かすことが可能なので、その点ではユーザーの視点を大事にしてくれていると感じます。最近のK-1からK-1markⅡへの移行サービスなどはとても良い試みだと思います。(私はまだそのどちらにも手が届きませんが・・・。)また、星の自動追尾撮影が可能になる「アストロトレーサー」などはとてもおもしろい便利な機能だと思います。(このアストロトレーサーを使った撮影についてはまた別の機会に書きたいと思います。)
このご時世、デジタルカメラの市場は、ますます縮小へと向かっていくのではないかと想像できます。業界再編の可能性もあるかも知れません。「PENTAX」の灯を消さないよう、ブランドを引き継いだリコーには奮起を期待したいものです。
フォトストックは、私にとっては一つの表現(ちょっと大げさ)というか発表の場のようなものですので、やはり自分が使いやすいカメラを選択したいと思います。アップロード後は見る方に判断して頂ければ良いので・・・。この記事をご覧の方も、ご自身が使いやすいカメラを選ばれれば良いかと思います。でも、写真で生きていこうとするなら、やっぱり「はったり」でもキャノンのEOSの最上位機を持ち、使いこなせるスキルがあるに越したことはありませんが・・・。
PENTAX K-30
その中で、最もよく使うのがPENTAX K-30 とTAMRON 90mm 1:2.8 MACRO の組み合わせです。お散歩カメラで自然や風景を撮ることの多い私には、ありがたい存在です。K-30は二世代前くらいのモデルですので、画素数などのスペックは現行のカメラと比較すると見劣りしますが、シンプルで直感的な操作性が気に入っています。
|
TAMRON 90mm (通称タムキュー)は対極にあるSIGMAの70㎜ MACRO(通称カミソリマクロ)と共に愛用者が多いレンズです。私も「カミソリマクロ」を以前所有していて、対象によって使い分けをしていましたが、事情により、フォトストックと時を同じくして始めた「メルカリ」で売却してしまいました・・・。私は「タムキュー」の色合い、ボケ味が好きです。
|
PENTAX K-70
次によく使うのが、PENTAX K-70とSIGMA 18-35mm 1:1.8 DC の組み合わせです。K-70にはK-30に無いもの(バリアングルモニター等)を期待して購入しました。操作はK-30とほぼ同じ感覚ですが、単三電池が使用出来なくなったのは少し残念です。
|
SIGMA のズームはそのf値1.8に惹かれて購入しました。標準ズームですが、望遠レンズ並みにデカいです。私は同社の便利ズーム18-250mmも所有していますが、それよりも一回り大きいです。このレンズ、同社「アートレンズ」のラインナップに入ります。最近のSIGMAのレンズはピントの微調整を「カスタマイズ」出来るのが売りですが、自分で専用ソフトを使って調整するか、カメラごとメーカーに送って調整してもらわなければなりません。私は、ほとんどマニュアルでピントを合わせますので、何もせず、そのまま使っています。確かにこの画角のズームレンズとしては「明るい」のですが、大きくて重いので手振れしやすいです。なので私は小型の三脚をいつも持ち歩いています。主に夜景、星景(最近始めました)、広角マクロで背景も入れたい時などに利用しています。描写はSIGMAらしくはっきりして抜けが良いのでが、K-70 との相性は大きさも含めて今一つかなと感じています。
|
OLYUMPUS OM-D EM-1
二世代前の、ミラーレス一眼の同社のフラッグシップ機です。防滴・防塵、堅牢なボディーは銀塩カメラ世代の私にはとても親しみやすいデザインです。発売が2013年で、現行モデルのMarkⅢに比べると大幅に安い価格で入手出来ました。ファームウェアーのバージョンも4.0でしたので「深度合成モード」なども組み込まれていました。
|
主にスポーツ写真撮影に使おうと購入したのですが、新型コロナウイルスによる自粛の為、なかなか使用機会がありません。レンズは純正の方にしようか迷いましたが、Panasonic G VARIO 1:4.0-5.6 /100-300 を購入しました。純正に比べると若干f値は小さいです。マイクロフォーサーズ用だけあってコンパクトです。レンズ自体にも手ぶれ補正機能がついていますが、カメラ本体がOLYMPUSの為、使えません。現在は時々遠景や、マクロレンズ代わりに使っています。残念なのはフォーカスリングが固い(重い)ことです。まだ使いこなせていません。
|
OLYUMPUS TOUGH TG-6
上の画像を撮ったのが、OLYUMPUS TOUGH TG-6です。タフネスコンデジです。常時ポケットにいれてスナップに使っています。イメージセンサーが1/2.3型ですので画質は今一つですが、コンディションを気にせず気楽に持ち歩けるのが良いです。特筆すべきはマクロの「顕微鏡モード」です。この中には深度合成の選択も出来るので、虫や小さい花を背景を入れてはっきり記録したい時に便利です。通常のマクロレンズだと被写界深度が浅くて雰囲気のある写真は撮れるのですが、虫の複眼にはピントが合っているが、翅や腹部がボケていたりすることがほとんどです。全部クッキリ撮りたい時は重宝します。「ライブコンポジット」などもおもしろいです。光跡の写真を撮りたい時に利用しています。
|
他にも、野鳥・月撮影用にNikon COOLPIX P-900なども所有していましたが、手放してしまいました。このあたりの事情はまた別の機会に書いてみたいと思います。
コメントを残す