この週末は、4連休の方も多いのではないかと思います。本来だったら、オリンピックが開幕して、世の中「五輪一色」で賑わっていたかも知れません。一年前にはこの「コロナ禍」を誰も予想していなかったでしょう。現時点(2020年7月23日)の一日の東京都の新型コロナウイルス感染者確認数が336人(過去最大数)と発表され、感染拡大の勢いが止まりません。この「Go Toキャンペーン」実施後の4連休明けの「数字」がとんでもない跳ね上がり方をするのではないかと危惧しています」。半月後が心配です・・・。
かくいう私は、貧乏暇無し、週6勤務の週末でした。本当はもう少し記事をアップする時間が欲しいのですが、中々周りの状況がそれを許してくれません。今回は、「下書き」しておいた記事に加筆して投稿させて頂きます。以下の記事の「今日」は「2020年6月3日」ということを前提に読んで頂ければと思います。
静かな早朝の城跡
今日は、約一年ぶりに国の史跡にも指定されている「八王子城跡」に行ってきました。私は20年ほど前に八王子に引っ越してきて以来、間隔を置いて何度か訪れています。この前来たのは昨年の丁度今頃で、フォトストックを始めてしばらくしてからです。昨日雨が降ったので、「御主殿の滝」の水量も増えているのではないかと思い、出かけてみることにしました。
例のごとく、早朝夜明け前に歩き始めました。6月に入ると4時前には空がすっかり明るくなります。4時半くらいから城跡の散策を始めました。早朝ということで他に人は誰もいません。今日は「大手門跡」から「曳橋」を渡り「御主殿跡」を通って「御主殿の滝」を見て帰ることにしました。
時代に逆行した?「山城」
八王子城は北条氏の本城である難攻不落とされた「小田原城」の支城であり、軍事上の重要拠点であったとされます。標高445 mの深沢山(現在の城山)に築城された「山城」です。北条氏照が当初居城としていた平山城の「滝山城」の防衛に限界を感じ、織田信長の「安土城」を参考にして築いたとされています。私は歴史や城についてはほとんど門外漢です。八王子城や北条氏については多くの研究者、郷土史家、城マニアの方が書かれていますので、詳細はそちらに譲りたいと思います。ここでは、私なりに八王子城跡を訪れた感想を書いてみたいと思います。
まさに「山城」ですので森の中、ここにも「キアシドクガ」https://yakoushindai.com/2020/05/26/%e3%81%af%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%81%84%e9%a3%9b%e7%bf%94%e3%80%8c%e3%82%ad%e3%82%a2%e3%82%b7%e3%83%89%e3%82%af%e3%82%ac%e3%80%8d/があちこちで舞っています。確か、豊臣方の軍勢に攻め落とされたのはちょうどこの季節。キアシドクガの弱々しくて「はかない」飛翔は、合戦や落城で命を落とした多くの人々の魂が舞っているように思えてきました。
この城跡も例外ではなく2019年の台風の被害が大きかったようです。特に、ここから山道を登ってたどり着く「本丸跡」やその途中の遺跡の被害はひどいようです。「八王子城跡オフィシャルガイド」のページに詳細が書かれています。https://hshiro.fuma-kotaro.com/
当時の居住地区の「御主殿跡」周辺は、多くの方々の尽力のおかげでかなりきれいになっていました。しかしながら、所々、崖や沢沿いに目を向けると、まだ崩れた箇所が手つかずの状態だったり、ロープが張られ「立ち入り禁止」となっている所もありました。
カラス???何もいないぞ・・・。
その一つが「御主殿の滝」です。昨年訪れた際は「滝壺」近くまで降りることが出来たのですが、今回は台風被害で通路が危険な為か、手前にロープが張られ、下に降りることが出来ないようになっていました。流れ落ちる水の量も去年に比べると、かなり減少していました。前日が雨だったにもかかわらず水量が少ないのは、やはり圏央道の工事の影響が大きいのかなと思います。手に持っていた35㎜マクロを付けたK-30ではちょっと滝が遠いので、バックに入っていたOMD-1(100-300mm装着)を取り出そうとしたその時でした。頭上から「ドサッ!!」と太い木の枝が私の近くに落ちてきました。ビックリ・・・。
「カラスか?」と思い、見上げてみましたが、それらしき鳥の姿はありません。枝が落ちてきたのは「たまたま」なのかも知れませんが、空模様も今一つなので、今回は早めに帰ることにしました。昨年は晴れた良い天気で、「オオルリ」が御主殿跡近くの樹上で鳴く姿を見ることが出来ましたが、今年はちょっと残念でした。
数年前、まだ継続的にランニングをしていた頃、走って「本丸跡」まで上がったことがあります。途中の見晴らしも良い山道だった記憶があります。山頂付近には本丸跡近くに八王子の地名の由来と言われる「八王子神社」(もと八王子権現)もあります。またいつの日か山道を歩けるような体力がついたら再訪してみたいと思います。
現在の八王子は八王子駅周辺が中心部ですが、その昔は八王子城跡がある周辺(現在の元八王子)が中心でした。今も元八王子地区のバス停には「鍛冶屋敷」など時代を感じさせる地名があります。また数年前から元八王子地区では「北条氏照まつり」なるイベントも開催されるようになり、今と昔を結び付けようという機運も高まっているようです。縁あって転居して約20年、私ももう少し「地元」を知っていきたいと思っています。
参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%8E%8B%E5%AD%90%E5%9F%8E
:八王子城跡 オフィシャルガイドの会https://hshiro.fuma-kotaro.com/index.html
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